カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2021/12/22 06:00
空き家を所有している方にとっては定期的なメンテナンスを行うのは面倒ですよね。
しかし、空き家の老朽化が進んでしまうと空き家が倒壊してしまうリスクが高くなります。
そこで今回は家が倒壊した時の責任の所在や、空き家を放置することの法的リスクについて解説します。
ぜひ参考にしてください。
□空き家が倒壊した時には誰に責任が?
空き家はメンテナンスが行き届いておらず、家の老朽化が知らない間に進んでしまっていることが多いです。
そして、メンテナンスをしていない空き家には家が倒壊するというリスクが出てきます。
もしも空き家が倒壊してしまったら誰が責任を取るのでしょうか。
結論から言うと、空き家が倒壊した際には所有者が責任を取ることが圧倒的に多いです。
もしも倒壊が起こって隣家や地域に迷惑をかけてしまうと、高額な損害費用を請求されてしまうかもしれません。
それゆえ、定期的にメンテナンスを行って空き家が倒壊しないように管理することが非常に大切です。
例えば、空き家が倒壊してしまって隣家を損傷してしまった場合にはその修繕や建て替えの費用を払うことになるでしょう。
被害の大きさによってどれくらいの費用を負担することになるかは異なります。
しかし、いずれにしても費用は高額になることが予想されます。
また、空き家が倒壊して通行人に損害を与えてしまうというケースもあります。
この場合ももちろん損害費用を払うことになるでしょう。
この費用はおそらく損害費用は数千万円ほどに上ることが多いでしょう。
しかし、最悪の場合は数億円にまで上ることがあります。
□空き家を放置することの法的リスクとは
次に空き家を放置することのリスクを詳しくご紹介します。
長い間放置している空き家では、古くなって劣化てしまって屋根などが飛んでいく可能性があります。
そうなると、地域や近くの家に迷惑をかけることがあります。
そして、所有者はこのような問題が起きた際に被害に遭った家の修繕費を支払う責任があります。
これを土地工作物責任と言います。
また、もし家が倒壊する際に通行人を巻き込んでしまった場合はケガの治療費や入院費などを支払うことになります。
中には、休業損害に関する賠償金も支払わなくてはいけないこともあります。
このように空き家を放置するのにはさまざまなリスクが伴います。
できるだけ早く空き家を処分するか、定期的にメンテナンスするのをおすすめします。
□まとめ
今回は空き家を放置するリスクについて解説しました。
空き家を所有している方や、実家を相続する方はぜひ参考にしてください。
また、なにか疑問やお困りのことがございましたらお気軽に当社までご連絡ください。