カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2021/12/26 06:00
土地の相続についてどうすれば良いのか分からない方は多いでしょう。
そこで今回は土地の相続で揉める原因や相続の流れ、4つの遺産分割方法について解説します。
ぜひ参考にしてください。
□土地の相続で揉める原因や相続の流れとは
土地の相続で揉める原因としてはいくつかの原因が考えられます。
例えば、土地と建物で所有者が違っている場合にはこれらの活用方法を今後どうするのか揉めてしまうでしょう。
また、遺産を均等に分けられないことでも揉めることがあります。
それに、過去のことが原因でなかなか土地の相続がスムーズに進まないこともあります。
何代も前の相続登記が行われておらずその土地が誰の名義になっているのか分からないことがあるのです。
不動産相続の流れは以下の通りです。
1つ目は相続人の決定です。
不動産は名義が変わっていないと、後々面倒なことが起こる可能性が高いです。
複数の相続がある場合には、相続人には抜け漏れなく全員に連絡をしておきましょう。
2つ目は遺産分割協議です。
これは、誰がどの土地をどれくらい相続するのか決めるための協議です。
この遺産分割協議で相続人全員が納得できる遺産の分割方法を考えましょう。
3つ目は相続登記です。
これは土地や建物の名義を変更する作業のことを言います。
ここで名義の変更をきちんと行っておかなくては、後々トラブルになります。
できるだけ早く相続登記は行っておきましょう。
□遺産分割の4つの方法とは
ここでは4つの遺産分割方法をご紹介します。
1つ目は現物分割です。
これは文字通り遺産を現物で分けるという分割方法です。
換金するといった作業は伴いません。
土地の場合は、文筆という1つの土地を複数人で分ける方法も現物分割の中に含まれます。
2つ目は代償分割です。
代償分割は相続人の1人が不動産を全て相続し、他の相続人にお金を支払うという方法です。
公平性を求めるのであれば代償分割がおすすめです。
しかし、不動産の価値をきちんと評価しなくては本当に平等な遺産分割ができません。
しっかりと事前に不動産にどれくらいの価値があるのか知っておきましょう。
3つ目は換価分割です。
これは不動産を売却してその利益を相続人に割り振るという方法です。
1つ前の代償分割は土地の価値がどれくらいあるのか確かめるというステップが必要でした。
しかし、換価分割ではその必要がありません。
土地を持っていたところで結局空き家になるのが心配な方はぜひ換価分割を行ってみてください。
4つ目は共有です。
これは1つの土地に複数の所有者を設けるという方法です。
しかし、これは遺産分割協議がうまくいかなかった時の最終手段です。
例えば、共有をしてしまうと土地の売却をしたい時などに他の共有者の同意が必要です。
このようにトラブルが起きがちな面倒な方法であるため、共有はあまり選ばれません。
□まとめ
今回は土地の相続で揉める原因や相続の流れ、不動産分割の4つの方法をご紹介しました。
何か参考になることがありましたら幸いです。