カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2021/11/04 06:00
家族の持ち家が残り、相続についてお悩みの方は多いと思います。
今回は、戸建て物件を相続する方法や空き家にかかる税金、トラブルとその対処法についてご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□戸建て物件を相続する方法と空き家にかかる税金とは?
この章では、戸建て物件の相続方法について解説します。
また、戸建ての持ち家を空き家にする際に払う必要のある税金についても分かりやすくまとめていますので、ぜひこの章を参考に情報の整理をしてみてください。
まずは、相続方法についてです。
戸建て物件を相続する方法は、土地の相続とは大きく内容が異なります。
また、相続方法はご自身の希望や家族の希望をもとに、最善のものを選ぶことがおすすめです。
ここではケース別にいくつか相続方法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1つ目は代償分割です。
代償分割は、親と子のうちの1人が一緒に住んでいて、その物件でこれからも暮らし続けたいと考えていらっしゃる方によく選ばれる方法です。
しかし、他の相続人に代償を支払う必要があり、資金準備は必須条件となるため注意しましょう。
2つ目は換価分割です。
この方法は、小規模宅地の特例を利用できないことで譲渡所得税の支払いが課せられてしまう可能性があります。
しかし、この方法を選んでおくと売却金を分割する際にはスムーズに進められるでしょう。
次に、税金について知識を整理していきましょう。
戸建て物件を相続する方の中には、その持ち家を空き家として放置しておくという選択をされる方もいらっしゃいます。
しかし、空き家として物件を放置すると、場合によっては固定資産税が実質4倍程に跳ね上がってしまうことがあります。
空き家が社会問題になっていることを考えると仕方ないのかもしれませんが、日々の暮らしを考えると非常に痛手ですよね。
では、このように多額の税金を払わないためにはどうすれば良いのでしょうか。
その解決策の1つが空き家を売却することです。
しかし、もちろん売却にはお金がかかります。
そこで、ご紹介したいのが国からのサポートです。
現在、相続人の空き家物件売却をサポートするために、空き家の3,000万円特別控除が適用されています。
期間は2016年4月1日から2023年12月31日までなので、もし空き家を相続された場合にはぜひご利用を検討してみてください。
ご自身が適用条件に当てはまっているのか、一度確認してみましょう。
□相続のトラブルを防ぐ方法とは?
この章では、不動産相続の際に起こりやすい様々なトラブルと、それを防ぐポイントについてご紹介します。
まず、不動産相続をする際に相続した土地や建物が未登記物件だったということが意外とあります。
売却前にしっかり確認しておきましょう。
次に紹介するのは、相続した物件が担保に入っているというケースです。
物件が担保に入っている場合は、遺産の中に借金が含まれていると想定して良いでしょう。
つまり、その物件を相続する際に借金も同時にご自身に渡ることになります。
このように不動産相続は意外にトラブルが多いです。
対処方法は多岐にわたりますが、やはり遺言の作成を丁寧に済ませておくことで、これらのトラブルは減らせるでしょう。
しかし、その遺言書は法的なポイントが押さえられていないと意味がありません。
専門家に相談しながら作成するようにしてください。
□まとめ
今回は、家族の持ち家を相続する際のポイントについてご紹介しました。
相続の手続きは複雑でお悩みの方も多いと思いますので、この記事がお役に立てましたら幸いです。