カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2022/01/14 06:00
空き家を所有している方は、倒壊した時のリスクについてご存じですか。
もしも空き家が倒壊してしまい、周りの家に迷惑をかけてしまった場合は、その空き家の所有者がトラブルの責任を負う必要があります。
今回は倒壊した空き家の台風被害に関する事例と、空き家トラブルに関する責任の所在について解説します。
ぜひ参考にしてください。
□倒壊した空き家の台風被害に関する事例とは?
空き家の中には、メンテナンスができておらず、倒壊してしまう恐れがあります。
そうすると、台風の際に破損した家のパーツが飛んでいってしまうことがあります。
実際に近くの空き家からモノが飛んできて隣家に迷惑がかかってしまうという事例があります。
また、モノが飛んでくるならまだしも隣家を傷つけてしまったという事例もあります。
そうなると、家が破損するだけではなく、住人がケガをしてしまう危険性さえあります。
空き家トラブルに関する責任の所在は、その空き家の所有者にあります。
この章でご紹介したようなトラブルが起こってしまうと、面倒なことになってしまいます。
空き家の管理はこまめに、丁寧に行いましょう。
□空き家が倒壊した時の責任の所在は?
前章で少しご紹介した通り、空き家が倒壊して周りの家に迷惑をかけてしまった場合にはその責任は所有者にあります。
例えば、もしも家の前にある道の通行人にケガなどをさせてしまったら、損害責任を負うことになります。
空き家を適切に管理することは、空き家所有者の義務です。
空き家の管理を怠っていた場合には、それ相応の責任を取る必要があります。
もしも、長期間空き家の管理を怠ってしまった場合には行政代執行が行われる場合があります。
・周辺の治安に悪影響を与えている
・地域の景観を損なっている
・衛生面に問題がある
以上のように判断されてしまった場合は、行政代執行が行われてしまうかもしれません。
しかし、すぐに行政代執行が行われるわけではないので、安心してください。
行政代執行は最終手段です。
行政代執行が行われる前には、自治体からの命令や指導が入ります。
そのため、まだ行政代執行が行われる前にしっかりと管理を行いましょう。
□まとめ
今回は、倒壊した空き家の台風被害に関する事例や、空き家が倒壊してしまった際の責任の所在について解説しました。
空き家の管理はこまめに、丁寧に行うことが大切です。
もしも管理ができていなかったら、隣家に迷惑をかけてしまうかもしれません。
ぜひこの記事でご紹介した被害事例を出さないためにも管理をしっかりと行いましょう。