カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2022/01/26 06:00
土地の相続をされる方の中で、借地権がどのようなものなのか分からない方は多いでしょう。
そこで今回は、借地権とはどのようなものなのか、借地権の相続について解説します。
相続は複雑で目を背けたくなる方は多いでしょう。
知識を整理したい方はぜひこの記事を読んでみてください。
□借地権とは?
ここでは借地権とはどのようなものなのかを解説します。
地代を支払って土地を借りる権利のことを借地権と言います。
借地権には地上権、賃借権の2つがあります。
また、借地権のある土地に建物があることが条件です。
もの置き場として利用したり、駐車場にしたりしている場合は対象ではありません。
また、借地権と似たものに所有権というものがあります。
確かにこの2つは似ていますが、しっかりとした区別があります。
一言で言うと、借地権は土地を借りる権利で所有権はその土地を所有する権利のことです。
土地の売却ができるかどうか、賃貸として出せるかどうかなどご自身が有している権利によってできる点においても異なります。
□借地権を相続する際の手続きとは?
前章では借地権の概要について解説しました。
ここからは借地権を相続する際の手続きについて解説します。
大体の場合は、借りている土地にある建物の名義を変更してから、借地権を相続したことを地主に連絡すれば相続の手続きは完了です。
しかし、中には借地権の名義変更までしっかりと行わなくてはいけないケースがあります。
注意しましょう。
ここからは、名義変更の流れについて解説します。
名義変更を行う際は、必要書類の準備から始めてください。
そして、相続が発生する旨を地主に伝えてください。
ここまでの作業が完了したら、借地権を誰が相続するのかを決めましょう。
複数人いる相続人と話し合ったうえで遺産分割協議書を作成してください。
もちろん、あらかじめその借地権の相続人が決まっている場合は、このステップは省けますので次のステップにすぐ進めます。
最終的には遺産分割協議書、遺言書、その他手続きに必要な書類を準備する必要があります。
ここで準備するものは法務局で行う名義変更の申請において必要なものです。
抜けが無いように準備しておきましょう。
また、名義変更はステップが多く、時間も手間もかかります。
お忙しい方は司法書士に依頼してみてはいかがでしょうか。
□まとめ
今回は借地権の相続に関して解説しました。
何か参考になることがありましたら幸いです。
また、相続に関してお悩みがございましたらお気軽に当社までご連絡ください。