カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2022/02/07 06:00
「共有持分を放棄したらどうなるのか知りたい」
「共有持分を放棄することの注意点を知っておきたい」
このようにお考えの方は多いでしょう。
たしかに、相続には不安な点が多いですよね。
そこで今回は、共有持分の放棄とはどのようなものか、共有持分の放棄に関する注意点とはなにかを解説します。
ぜひ参考にしてください。
□共有持分の放棄とは?
ここでは共有持分の放棄とはどのようなものか、放棄したらどうなるのかを解説します。
共有持分の放棄とは、遺産の共有者が自分に割り振られている持分を放棄することをいいます。
放棄すると、その持分は放棄した本人以外の共有者に割り振られます。
そして、共有持分を放棄する際には特別な手続きが必要です。
所有権移転登記というステップを踏まなくてはいけません。
共有持分を引き受ける人との同意がなくてはこの手続きは行なえないので、しっかりと話し合いを行ったうえで登記を行いましょう。
□共有持分を放棄する際の注意点とは?
ここでは、共有持分を放棄する際の注意点について解説します。
1つずつ確認していきましょう。
1つ目は登記の手続きは1人ではできないことです。
これは前章でも解説した通りですが、放棄する共有持分の登記は1人では行えません。
登記する際には、持分を放棄する本人とその持分を引き受ける人が共同申請する必要があります。
しかし、例外も存在します。
もしも、共有者に共有持分の放棄を認めてもらえない場合には訴訟を起こせます。
そして、中には共有者の協力なしで登記を進められることがあるのです。
2つ目は共有者が贈与税を納めなくてはいけない場合があることです。
共有持分を放棄することで、共有者に贈与税がかかるケースがあります。
法税上贈与とみなされてしまうことがあるからです。
そして、共有者が課税対象者になってしまうのです。
中にはこの贈与税が高くなってしまうことがあります。
共有持分の放棄を検討し始めたら、すぐに税理士に相談することをおすすめします。
以上、共有持分を放棄することに関する注意点をご紹介しました。
ぜひ、本当に共有持分を放棄するかどうか迷った際はこの章を読み返してみてくださいね。
□まとめ
今回は共有持分の放棄とはどのようなものか、共有持分の放棄における注意点とはなにかを解説しました。
なにか参考になることがありましたら幸いです。
相続に関することは何かと疑問点が多いでしょう。
疑問点がございましたら、ぜひお気軽に当社までご相談ください。