カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2022/03/10 06:00
「相続手続きが面倒」
「メリットが無いから手続きをしたくない」
このようにお考えの方は必見です。
今回の記事では、相続手続きをしなかったらどうなってしまうのかをご紹介します。
相続手続きをしない主な理由もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
□相続手続きが放置されがちな理由とは?
最も多いのが、「私生活が忙しい」ということでしょう。
相続手続きは、書類集め、記入、窓口へ赴くことといった、手間と時間がかかります。
窓口は基本的に平日に開かれるため、仕事や家事などをしている人は時間が取りづらいでしょう。
次に多いのが、「相続財産が少ないこと」です。
相続手続きには時間だけでなくお金もかかります。
相続財産よりも相続にかかるコストが多いという場合、手続きが放置されやすいです。
また、「遺産があることに相続人が気づかない」というケースもあります。
そんなことはないだろう、と感じるかもしれません。
しかし実際に、「会ったことのない叔父」が亡くなって、相続手続きをする必要があると知らなかった、というケースが想定されます。
他にも、「こんな遠い場所に土地を持っていたのか」というケースもあるでしょう。
他には、「相続人同士でトラブルになる」というケースもあるでしょう。
遺産の分割の割合に関して協議書をまとめる必要があるため、トラブルが起こるとそれもできません。
□放置するとおこりうる3つのリスクとは?
1つ目は、「権利が失われるリスク」です。
不動産を相続して登記しなかった場合、第三者が登記したとき、不動産は第三者のものになってしまいます。
また、「誰」に「どの」不動産の権利があるのか複雑になってしまうこともあります。
2つ目は、「預金が失われるリスク」です。
預金を相続した場合も手続きが必要です。
手続きせずに10年間放置すると「休眠口座扱い」になり、公益活動に預金が使用されるようになってしまいます。
3つ目は、「相続税の滞納者になってしまうリスク」です。
遺産の額が相続税の基礎控除額を超える場合、10か月以内に相続税の申告と納付をする必要があります。
支払わないままでいると、税額の増大や資産の差し押さえが発生してしまうため、注意しましょう。
□まとめ
相続手続きをしない理由は人によって様々です。
場合によってはずっと放置したくなるでしょう。
しかし、遺産が乗っ取られたり、大きな税が発生したりと、手続きの放置にはデメリットしかありません。
専門家の手を借りてでも、手続きはしっかり行うようにしましょう。