カテゴリ:お役立ちコラム / 投稿日付:2022/04/30 06:00
「家を相続するときの流れを知っておきたい」
「家を複数人で分割して相続したいけれど、どうすればいいのかわからない」
このような方はいらっしゃいませんか。
あまりなじみのない相続でも、段取りや方法を知っていると、いざというときに安心ですよね。
今回は、家を相続する流れと分割方法をご紹介します。
□家を相続する流れを解説します!
ここからは、家を相続する流れを4つのステップに分けてご紹介します。
1つ目のステップでは、相続人や相続財産の確認をします。
まずは、相続人の確定や遺言書の確認、遺産の確認、相続放棄、亡くなった方の準確定申告などを行います。
2つ目のステップでは、遺産分割協議で分け方を決めます。
遺言があればそれに従い、ない場合は遺産分割協議を行って遺産を分割します。
トラブルになりそうであれば専門家に相談することをおすすめします。
3つ目のステップでは、相続財産の名義を変更します。
必要書類を取得し、法務局で相続登記を申請します。
期限はありませんが、早めに行いましょう。
4つ目のステップでは、相続税の申告と納付をします。
相続税の課税価格を確認し、相続税申告書を作成し、相続税の申告と納付を行います。
申告期限を過ぎたり虚偽の申告をしたりすると、加算税や延滞税が発生するので注意しましょう。
□家を分割して相続する方法を解説します!
家は預金のように単純に分割できないため、どのように相続するのか気になりますよね。
ここからは、家を分割して相続する方法を4つご紹介します。
1つ目は、現物分割です。
家をそのままの状態で相続する方法です。
良いところはトラブルになる可能性が低いところで、悪いところは平等に分割することが困難なところです。
2つ目は、換価分割です。
家を売却して現金にして、現金を分割して相続する方法です。
良いところは平等に分割できるところで、悪いところはその家を相続後に使用できないところです。
3つ目は、代償分割です。
相続人のうちの誰かが家を相続して、他の相続人に対してお金を支払うことで平等にする方法です。
良いところは平等で家を売却する必要もないところで、悪いところはトラブルになる可能性があるほか、家を相続する相続人にある程度の豊富な資金が必要なところです。
4つ目は、共有分割です。
家を複数の相続人が共同で所有する方法です。
これはトラブルになる可能性が非常に高い方法なので、避けることをおすすめします。
□まとめ
今回は、家を相続するまでの4ステップと、4つの分割方法をご紹介しました。
流れをしっかりと頭に入れるとともに、自分たちに合った分割方法を選択しましょう。
この記事を参考にしていただけると幸いです。