カテゴリ:不動産取引についてのイロハ / 投稿日付:2023/02/02 16:30
建物やマンションを購入するとき、火災保険に加入する人がほとんどだと思います。
まだ、火災保険に加入した経験がない人は
うちはオール電化だし、たばこも吸わないしボヤの心配ないし必要ないな~
と思われるかもしれません。
実は、火災保険がカバーするのは、“火災”だけではありません!
どういうことなのか、今回の記事では、火災保険について解説していきます。
□火災保険加入は義務?
まず、火災保険は必ずしも加入しなければならない
というわけではなく、任意の保険になります。
ただし、住宅ローンを利用する場合、銀行側が担保となる住宅が
損失してしまうリスクを防ぐため、加入必須となります。
□火災保険が補償する内容とは
火災保険は、次のような補償をしてくれます。
火災・落雷・破裂・爆破・風災・雹災・雪災・水災
建物外部からの衝突・水濡・盗難等々です。
名前からはイメージしにくいですが、幅広くカバーてくれる内容です。
ここでクイズですが、
台風でお隣(Aさん)の屋根が飛んできて、Bさんの家の外壁に大きな傷を
つけた場合、AさんはBさんへいくらの賠償義務を負うでしょう。
こたえは・・・
もちろん全額・・・
ではなく
賠償する必要がない!!
です。
Bさんは隣の屋根が吹っ飛んできても、そこにAさんの過失がなければ
自分で修理をしなければなりません。
そいういった場合でも火災保険に加入していると、
保険金が支払われ修理費にまわすことができます。
たとえ火災保険の加入が義務付けられていない場合でも
万が一のために加入することがベターですね。
現に、台風による風災・水災が保険の支払件数が一番多いそうです。
ただし、保険会社によっては、プランを選択することができるので、
例えば、マンションの上層階や洪水の心配がない様な地域では水災の補償は必要ないですよね。
備えにもつながるので、事前にハザードマップをみてみるのもいいかもしれませんね☺
カットできるものはカットして節約しましょう♪
あくまで建物の損害があったときの保険になるので
家具家電アクセサリーなど家財については別途オプションで家財保険というものがあります。
□家財保険とは
家財保険では、建物の中にある、家具・家電・時計やアクセサリーなどが
補償の対象となります。
例えば、ボヤでソファが焼けてしまったり、
台風で窓が割れ雨が吹き込みテレビが壊れた
空き巣に入られて高級時計が盗まれてしまった
等です。
あまり知られていないかもしれませんが、
故意ではない破損・汚損等も家財保険の対象となることがあります。
例えば
食器棚にぶつかってしまい高価な食器が割れてしまった
子供が遊んでいてテレビを倒して壊してしまった
等です。
割とよくある事例だとおもいます。
特に小さいお子様がいらっしゃるご家族は
加入していると安心ですね(^^♪
□地震がおきたときは?
これだけ火災保険が幅広く補償してくれるなら
地震の損害も、もちろん補償対象…となりそうですが
実は、火災保険は「地震・噴火・津波」は補償外となるのです(+_+)
そのため、地震や津波に不安がある人は、オプションで地震保険に加入することを
オススメします。
また、地震保険については、生命保険や年金保険と一緒で
年末調整の対象にもなっていますよ( ^^)
□まとめ
以上、建物の保険のお話でした♪
既に、いずれかの保険に加入している人は、
建物や家具家電が破損したとき、
落ち込んで、新しいものを探す前に
「保険の対象かどうか」まずは保険屋さんに確認してみてくださいね。
案外、対象になるかもしれないです^^
また、これから加入しようとする人は是非参考にしてみてくださいね。
今回の記事が皆様の参考になると幸いです。